吃音の相談はお任せください!
指導内容
- 環境調整:8歳前後まで
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お子さんが流暢に話せる機会を増やせるよう、生活状況の見直しやお子さんへの関わり方についての助言・指導を行います。お子さんの状況を毎日記録づけしていただき、吃音の増減に影響しうる要因を分析しながら指導を進めていきます。
- リッカムプログラム:8歳前後まで
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オーストラリア発祥の治療法で、日本を含む各国で治療の有効性が認められています。お子さんに対して流暢に話せたことを褒めるなどの声かけを行い、流暢な発話を強化していきます。近年は小学生に対しても行われつつあります。吃音の寛解を目指した治療です。
- J-START DCM:6歳前後まで
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オランダ発祥のRESTART-DCMを日本独自のもに一部改変したもので、リッカムプログラム同様に有効性が認められています。「能力-要求モデル」という吃音の発症モデルに基づき、お子さんへのコミュニケーション態度・環境を整え、流暢な発話機会を増やしていきます。吃音の寛解を目指した治療です。
- 言語訓練:7歳以上
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吃音が生じにくい柔らかな話し方の習得(流暢性形成)や、力んだ話し方を楽などもり方へと変えること(吃音緩和法)を目標とした話し方のトレーニングです。低学年のお子さんには遊びながら取り組んでいただきます。
- 認知行動療法:中学生以上
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吃音に伴って生じる予期不安や回避行動を減らすことに重きを置いた治療法です。話し方を変えるのではなく、吃音に対する捉え方・考え方を変えていきます。従来は不安障害やうつ病の治療に用いられてきました。特定の場面への不安が強い方に有効です。
- 統合的アプローチ:小学生以上
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言語訓練や認知行動療法、その他生活環境への働きかけなどを総合的に行う方法です。吃音に関する悩み・困り感を減らし、生活の質(QOL)を上げることに直結した指導です。
上記内容を中心に、お一人おひとりの状況にあった支援をご提案させていただきます。
ご利用の流れ
まずはページ下部よりLINEまたは予約フォームよりお問合せ・ご予約をお取りください。
担当が確認の上ご連絡差し上げます。
LINEでのご相談、Zoomでのお試し相談をご利用いただけます。
細かなヒアリング・基本的な検査等を行い、現在のご状況を客観的に評価します。
評価内容はご年齢により異なります。
評価結果並びに指導内容のご提案をメールにて送付いたします。
結果の送付には1-2週間程度のお時間をいただきます。
定期的な訓練・指導をご希望される場合には月1-4回の定期相談をご利用ください。
担当の言語聴覚士が評価結果に基づいた指導を行います、
ご挨拶
オンライン吃音相談は、全国でも珍しい吃音の相談・支援に特化したオンラインサービスです。吃音の当事者としても支援者としても、一人でも多くの方の支援をしたいという思いから2018年にサービスを開始して以来、350名以上の方にご利用いただいてきました。
吃音は、幼児期であれば治癒を目指した治療が可能であり、就学以降も様々な支援により症状や困りごとを緩和することが十分に見込めます。一方、幼児期のガイドライン策定により支援の輪が徐々に広がりつつありますが、まだまだ十分とは言えず、リッカムプログラムの担い手も不足している状況です。オンライン吃音相談では、吃音に高い専門性を有した言語聴覚士たちによる質の高い支援をオンラインにて受けていただくことが可能です。
是非一度お気軽にお問合せください。
オンライン吃音相談代表
言語聴覚士 / 公認心理師 矢田康人
代表プロフィール
東京都立大学大学院修了
慶應義塾大学医学部耳鼻咽喉科 共同研究員
専門:吃音・発音指導・発達支援
自身の吃音をきっかけに、高校時代に吃音の臨床と研究を志す。
北里大学を卒業し言語聴覚士免許を取得。
その後東京都立大学大学院へ進学し、吃音の脳研究に取り組む。
2019年には吃音の脳研究で日本精神神経学会よりフォリア賞(最優秀論文賞)を授与される。
言語聴覚士としては吃音を専門に吃音外来に勤務。年間150例前後の支援に携わる。現在は都内クリニックや児童発達支援事業所等でも吃音臨床を行っている。その他、通級指導教室専門家診断や教員研修講師、児童発達支援事業所のスーパーバイザー、東京工科大学非常勤講師(吃音)を務めている。