お試し相談でよくいただくご質問をまとめました。随時追加していきます。
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Q 大人になっても吃音が治りません。もう治らないのでしょうか?
A 完治を目指すことは難しいですが、話しづらさや話すことへの不安感などを軽減させることは可能です。
Q どんな治療がありますか?
A 言語訓練(流暢性形成法, 吃音緩和法など)・心理的介入(認知行動療法など)・環境調整・補助機器などがあります。症状だけでなく、何に困っているかを踏まえた多面的なアプローチが必要です。組み合わせて行うこともあります。
Q 障害者手帳は取得できますか?
A 吃音単独での障害者手帳取得は難しいこともありますが、社交不安障害などの二次障害が重い場合は、精神障害者保健福祉手帳の対象になることがあります。診断や支援歴、生活への影響などをもとに、医師が判断します。
Q どもらずに話せる方法を知りたいです。
A 「ゆっくり繋げて話す」「柔らかく声を出す」「軽い構音接触」などの技術により、どもりを軽減できる場合があります。しかし万人に効く方法はなく、症状や状況に応じた調整が必要です。自分に合う方法を専門家と一緒に見つけていくことが大切です。
Q 認知行動療法とはどんなものですか?
A 「失敗したらどうしよう」といった不安やネガティブな思考を整理し、現実的で前向きな考え方に変えていく治療法です。吃音による回避や自己否定の軽減を目指します。
Q 他人に吃音を伝えるべきですか?
A 伝えることで配慮が得られ、話しやすくなることもありますが、無理にカミングアウトする必要はありません。伝える内容やタイミングは、話す相手や目的に応じて決めると良いでしょう。事前に練習しておくと、安心して伝えられます。
Q 人前で話すとどもってしまいます。避けてもいいですか?
A 言葉を言い換えたり場面を避けたりしたくなる気持ちはわかります。しかし、回避を重ねることでその言葉や場面に対する不安感は強化されていきます。できるだけそのまま言うようにすることが望ましいです。
Q 吃音の相談は精神科に行くべきですか?
A 吃音の専門は言語聴覚士(ST)ですが、不安やうつ症状などが強い場合は精神科や心療内科との連携も重要です。まずは吃音に詳しい機関に相談し、必要に応じて心理職や医師とのチーム支援を受けるのが効果的です。
Q どうやって吃音と付き合っていけばいいですか?
A なめらかに話したいと思うことことは自然なことであり、無理に受け入れようとする必要はないと思います。ただ、話す内容や本来の目的の可否に焦点を当てられると良いでしょう。セルフヘルプグループなどで、他者とのつながりを持つことで気づきを得たり、孤独感が軽減することもあります。
Q 言語訓練の経験がありますが、効果がありませんでした。なぜでしょうか?
A 言語訓練の効果は「何を目指すか」「どう実施されたか」によって異なります。訓練場面では話せても、日常生活で困難が続く場合、心理的支援や回避行動への介入が必要なこともあります。また、一定の頻度での訓練と自宅練習が必須です。
Q 何科に行けばいいですか?どこに相談すればいいですか?
A 吃音は言語聴覚士(ST)が専門的に対応します。医療機関では耳鼻咽喉科やリハビリテーション科で対応していることもあります。ただし、中学生以上の吃音に対応しているSTは少なく、「吃音外来」を標榜しているところ、または自費サービスを利用することをお勧めします。
Q 吃音と似ている疾患はありますか?
A 吃音と同じようになめらかに話すことに難しさが生じるものとしては、「早口言語症(クラタリング)」「過緊張性発声障害」などがあります。いずれも専門家による鑑別が必要です。
Q 自分の吃音が本当に吃音なのか確信が持てません。
A 吃音には明確な定義があり、症状や背景、本人の困り感によって判断されます。一人で判断が難しい場合は、評価の経験がある言語聴覚士や医師に相談することで明確になります。「自分だけおかしいのでは」という不安も軽減できます。
