各種検査のご案内

7月より言葉の発達や吃音、発音に関わる検査の取り扱いを始めました。
対面式の検査は通常のセッション中に実施、質問紙式検査は専用フォームへのご回答いただき、
こちらで集計、分析の上結果の報告書をお送りいたします。

検査を実施することによりお子様・保護者・ご本人の状況を客観的に知ることでき、より良い
治療・支援につながります
。どのような検査が良いか、必要かは個々人で異なります。
ご検討される方は是非一度各担当にご相談ください。

対面式の検査については、オンラインでの実施になるため、その結果の精度については一部限定的となる
可能性があることをあらかじめご了承ください。

対面式検査

■ 質問応答関係検査
お子さんの文理解力及び説明能力の発達年齢を定量的に評価することができます。
吃音のあるお子さんはこの検査に苦手さが現れることが多く、DCMを行う上でとても有益な情報を得ることができます。

■ 絵画語彙発達検査
お子さんが理解している単語の発達水準を定量的に評価することができます。
何歳相当の語彙を理解しているのかを知ることで、日々のコミュニケーションやSPTでお子さんに使用する語彙の参考にすることができます。

■ 吃音検査
吃音の全般的な状態(症状の傾向・重症度等)を評価する基本検査です。幼児・小学生・中学生以上で検査が異なるため、初回時から進学されたお子さまは、ぜひ一度受けていただくことをお勧めいたします!

■ CALMS
小学生に特化した吃音の検査です。会話や音読、説明など小学生が困り感を覚えやすいポイントにフォーカスして問題点を整理することができる検査です。この結果を踏まえて訓練プログラムを立てることも可能です。

■ 新版構音検査
発音の発達状況、誤りの傾向を評価する検査です。5歳を過ぎても上手に発音することができないお子さまは、一度受けられることをお勧めします。

■ 新版構文検査
使用・理解における文法の発達水準を評価することができます。
構文の発達状況を理解することで、お子さんと会話をする際にどのような表現を心がければよいのか、また物事の説明に苦手さがある場合には、そこに構文の問題があるのかどうかを探ることができます。

■ PARS-TR
保護者面接式の検査で、お子さんの自閉症傾向の有無やその特性を評価することができます。お子さんの特性を正しく把握することで、お子さんとのコミュニケーション上の問題を軽減したり、お子さんへの家庭での支援をよりよいものへと繋げることができます。

質問紙検査

■ 津守稲毛式乳幼児精神発達検査
乳幼児の日常生活行動を観察している保護者様に質問に答えてもらうことで、お子さんの発達状況や行動特徴を理解できる検査です。「運動」「探索」「社会」「生活習慣」「言語」の5領域について測定できます。

■ 養育行動尺度(PNPS)
親の養育行動を、肯定的養育と否定的養育の両側面から、包括的に評価する検査です。親子関係上の問題の解決に役立つ他、子どものメンタルヘルス、向社会的行動、不登校、いじめ、自傷行為、非行など、多様な事柄を予測することが示されています。

■ 子どもの強さと困難さアンケート(SDQ)
子どもの情緒や行動についての25の質問項目を親または学校教師が回答する形式の短いアンケートです。
困難さ(difficulties):情緒の問題、行為の問題、多動/不注意、仲間関係の問題、の4下位尺度20項目
強み(strengths):向社会的な行動、の1下位尺度5項目
について評価することができます。

■ LSAS-J / CA
吃音のある人が併発しやすいとされている遮光不安障害の傾向の有無を評価するスクリーニング検査です。

■ AQ
個人の自閉症傾向を測定する目的で開発され、高機能自閉症やアスペルガー障害を含む自閉症スペクトラム障害のスクリーニングにも使用できます。

■ CARRS
ADHD(注意欠陥多動症)の傾向の有無やその特性について包括的に評価することができます。

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